
オクラは高温を好む夏野菜で、比較的育てやすいことから家庭菜園でも人気があります。ここでは、日本の気候に適した栽培スケジュールを紹介します。
1月〜3月:準備期間
オクラの栽培に適した環境を整えるため、以下の準備を行います。
- 栽培する品種を決定(代表的な品種:五角オクラ、丸オクラ、ヘルシエ、大奥など)
- 畑の土作り(堆肥や石灰を入れて土壌改良)
- 必要な資材の準備(種、培養土、苗ポットなど)
4月〜5月:種まき・育苗
オクラは気温が十分に上がった時期に種をまきます。
- 地温が20℃以上になるのを確認し、種まきを開始
- ポットに種をまいて発芽を促進(育苗期間:約2週間)
- 本葉2〜3枚になったら畑に定植
気温が10度以下になると生育が悪くなります
5月〜6月:植え付け
畑やプランターに定植し、育成の準備を整えます。
- 風通しが良く、日当たりの良い場所を選ぶ
- 株間は30〜40cmほど確保して植える
- 定植後は水をしっかり与え、根付きを促す
6月〜10月:栽培管理
順調に育つための管理が必要になります。
- 水やり:乾燥を防ぐため、土の表面が乾いたら適度に水を与える
- 追肥:定期的に肥料を与え、生育を促進
- 整枝:不要な脇芽を摘み取り、風通しを良くする
- 病害虫対策:アブラムシなどの害虫を防ぐため、定期的にチェック
7月〜10月:収穫
オクラは開花から約1週間で収穫可能になります。
- 収穫のポイント:
- 柔らかく若いうちに収穫する(長さ5〜10cmが目安)
- 実を大きくしすぎると硬くなるため、こまめに収穫
- 収穫時はヘタの部分をハサミで切ると管理しやすい
11月〜12月:後片付け
収穫が終わったら、翌年に向けた準備をします。
- 株を引き抜き、土壌の整理
- 残った茎葉を堆肥化し、土壌改良に活用
- 来年の栽培計画を立てる
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