オクラの栽培が順調に進み、背丈もぐんぐん伸びてくると、ついに花が咲き、実がつく時期に入ります。
このステージは、オクラ栽培の中でも特にワクワクする瞬間ですよね。
しかし、オクラは成長スピードが非常に早く、収穫のタイミングを逃すと実が固くなってしまうという特徴があります。
この記事では、オクラの花が咲く時期や実のつき方、ベストな収穫タイミング、収穫のコツまで、初心者にも分かりやすく解説します。
オクラの花はいつ咲く?どんな花?
オクラの花は、薄いクリーム色で中心が赤紫色の、美しい花です。
ハイビスカスと同じアオイ科の植物のため、花も似たような形状をしています。
花が咲く時期の目安
- 種まきから約40〜50日後(6月中旬〜7月頃)
- 苗が50〜70cm程度まで育った頃に花芽がつきはじめます
- 朝に開花し、1日でしぼんでしまうため見逃しがちです
花が咲いた後は、その場所に必ず1本ずつ実がつきます。この繰り返しで、上へ上へと実をつけていきます。
実のつき方の特徴と注意点
オクラの実は、花の咲いた位置に1本ずつまっすぐ育っていきます。
生育が順調であれば、2〜3日に1本のペースで収穫できるようになります。
実の生え方
- 茎の根元ではなく、葉の付け根(葉腋)に実がつく
- 上に向かって1本ずつ、交互に実がなる
- 日照不足や肥料過多だと、実がつきにくくなることも
また、実を収穫せずに放置すると、株全体の勢いが落ちるため注意が必要です。
収穫のベストタイミングは?
オクラは収穫のタイミングがとても重要です。
少し遅れるだけで硬くなり、食味が落ちてしまいます。
収穫の目安
- 開花から4〜6日後が目安(長さは約7〜10cm)
- 実がまだ柔らかく、つやがあるうちに収穫する
- 指で軽く押してみて、硬くなければOK
収穫が遅れると、繊維質が強くなって筋っぽく、噛み切れない実になってしまいます。
また、収穫をため込まず、こまめに収穫することが、実のつきを良くするポイントです。
収穫のコツと道具
オクラの実は意外と硬めに茎とつながっています。無理に引っ張ると株を痛めてしまうことも。
適切な収穫方法
- 清潔なハサミや剪定バサミで収穫
- 実のすぐ下の茎部分を切るようにすると、株への負担が少ない
- 軍手をしておくと、細かなとげが肌に触れず安心(品種による)
また、**実が取りきれずに大きくなった場合は、早めに取り除く(食用でなくても)**ことも生育を維持するコツです。
まとめ|オクラの実は早めに収穫して美味しさキープ
オクラの花は朝に咲いて一日でしぼみ、そのあとすぐに実がつきはじめます。
このスピード感を知っておくことで、収穫のタイミングを見逃さずに済みます。
- 花を見つけたら、数日後には実がなるサイン
- 実は小さめ&柔らかいうちにこまめに収穫
- 固くなる前に切り取ることで、次の実つきを良くする
収穫を重ねるごとに、オクラ栽培の面白さをきっと実感できるはずです!
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