オクラを育てるうえで、種まきから発芽まではとても大切なステップです。
特に初心者の方にとっては、失敗しやすいポイントでもあります。この記事では、オクラの種まきを成功させるための準備や注意点、発芽までの管理方法をわかりやすく解説します。
種まきの時期はいつがいい?
オクラの種まきは、気温がしっかりと暖かくなってから行うのが基本です。
適期はだいたい 4月下旬から6月上旬 にかけて。気温だけでなく、地面の温度(地温)が20度以上あるかを確認しておくと安心です。
まだ寒い時期にまいてしまうと、発芽が遅れたり腐ってしまったりすることもあるため、焦らずタイミングを見極めましょう。
種まき前のひと工夫「種を水に浸す」
オクラの種は皮がかたく、そのままだと水を吸いにくい特徴があります。
そのため、まく前に「ぬるま湯に半日ほど浸けておく」と、発芽しやすくなります。
熱すぎるお湯はNGですが、30〜40度くらいの人肌のぬるま湯がおすすめです。
水から上げたら軽く水気を拭き取り、すぐにまきましょう。
種のまき方と土の準備
オクラは直根性の植物なので、直まきが向いています。
プランター・畑のいずれでも、土はよく耕し、水はけの良い状態にしておくと◎です。
基本的な手順:
- 1箇所に2〜3粒まく(「点まき」と呼ばれる方法)
- 深さ1〜2cmの穴に入れ、軽く土をかぶせる
- 優しく水やりをする
間隔は、プランターなら15〜20cm、畑なら30cmほどあけると、後の成長もスムーズです。
発芽までの管理のポイント
発芽までは5〜10日ほどかかります。
この間にやっておきたい管理は、次のとおりです。
- 土の表面が乾かないよう、こまめに水やりする
- 直射日光を避け、暖かい場所に置く(気温20〜30度が目安)
- 発芽後は元気な芽を2~3本、もしくは1本残して間引く(密植栽培がおすすめ)
発芽が始まったら、日当たりの良い場所に移してしっかり光を当てましょう。
日照不足だと、ひょろひょろとした弱い苗になることがあります。
まとめ
オクラの種まきと発芽のコツを押さえておけば、その後の成長がぐっとスムーズになります。
暖かい時期を選ぶこと、種を浸してからまくこと、そして発芽までの管理を丁寧に行うことがポイントです。
次回は、発芽後の苗をどのように育てていくかをご紹介します。
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